TMS東京マインドフルネスクリニック

なぜTMSは効くのかWhy TMS Works

目次


このページについて

TMS治療の効果に関する総合案内ページです。TMS治療は、抗うつ薬で十分な効果が得られない成人のうつ病に対して国内で承認されている治療法です。

TMSの効果の理由は何ですか?

TMSの効果の理由は何ですか?

TMS治療が効果的な理由やメカニズムについて詳しく教えていただけますか?

なぜTMSが特定の症状や疾患に対して有効なのか、その根拠や理論について知りたいです。

TMSで脳の情報伝達機能が改善されます

TMSは脳の神経回路を直接刺激することで効果を発揮します。

日本精神神経学会の指針では、抗うつ薬で十分な効果が得られない方の反応率は40〜50%、寛解率は15〜25%とされています。

TMSで脳の情報伝達機能が改善されます

TMS治療の基本概念

私たちの脳では、神経が老化したりダメージを受けた時などにスパインを適度に増やしたり減らしたりする自己調整能力が機能しています。これを神経可塑性(かそせい)と言います。

うつ病では、この神経可塑性の働きが弱まっていると考えられています。TMS治療は、磁気を当てることで脳の神経細胞の働きを調整し、うつ症状の改善を目指す治療です。効果には個人差があります。

TMS治療の基本概念

うつ病は脳の情報伝達機能の異常が原因

脳はニューロン同士の情報伝達によって、心の機能や体の機能を司る細胞に信号を伝えていく働きをもっています。ニューロン同士の情報伝達がうまくできていない部位が脳内に存在することで神経ネットワークのバランスが崩れ、各機能の障害が生まれることが「うつ症状の原因」の1つと考えられています。

また脳内の背外側前頭前野という部位の活性が低下していることがうつ症状の原因とも言われています。

脳の情報伝達メカニズムを詳しく解説

神経細胞への情報伝達
神経細胞への情報伝達

神経細胞は線のようにつながっているわけではなく、シナプスというすき間があり、情報を持っているニューロンの先端から、別のニューロンの先端に向かって電気信号を流すことで、情報がどんどん伝わっていきます。

ニューロン同士のすき間(シナプス)の動き
ニューロン同士のすき間(シナプス)の動き

情報を持っているニューロンの先端と、情報を持っていないニューロンの先端が接続されます。

ニューロンの中で、プラグとコンセントのように情報を受け渡す部分をスパインと呼びます。このスパインには、神経伝達物質の受容体があり、情報の受け渡しが行われます。

スパインの生成と消失
スパインの生成と消失

情報の受け渡しが済み、不要となったスパインは消失して整理されていきます。

スパインは生成と消失を繰り返しながら、最適な情報伝達ができるように調節されています。

神経可塑性(かそせい)をTMS治療が回復する
神経可塑性(かそせい)をTMS治療が回復する

本来脳には、スパインを適度に増やしたり減らしたりする調整能力(=神経可塑性)があります。うつ病では、この神経可塑性が弱まり、ネガティブ思考に陥りがちになると考えられています。TMS治療によって、うつ症状の改善が期待されます。効果には個人差があります。

神経ネットワークの正常化に着目した治療がTMS治療

神経ネットワークの正常化に着目した治療がTMS治療

具体的な方法としては、TMS磁気刺激装置という特殊なコイルのついた機器で、コイルに電流を流して磁場を発生させ、その磁場で脳の一部に弱い電流を起こします。

その磁場を人為的に変化させることで脳の中に誘導電流(渦電流)を引き起こし、ピンポイントに対象部位を刺激して神経可塑性を修正し、神経ネットワークのバランスを整えていくことで症状の改善が期待される治療法の一つです。

治療の回数の目安は?

効果の出方には個人差があり、効果が出ない場合もあります。

当院のTMS治療は自由診療(公的医療保険の適用外)です。費用は1回9,900円(税込)、初回診察・カウンセリングは無料です。通院の回数は最低10回程度、期間は通常4〜12週間程度が目安ですが、症状や経過によって異なります。主な副作用は刺激部位の痛みや頭痛などで、まれにけいれん発作が起こることがあります。お問い合わせ:03-6421-0983(受付10:00〜19:00・不定休)