一般的に「依存症」という言葉からはアルコール、たばこ、ギャンブル、薬物などを連想すると思いますが、「買い物依存症」という現代的な症状があるのをご存知でしょうか。場合によっては精神科や心療内科で治療の必要な症状にまで進行します。買い物依存症とは病的なほど過剰に買い物をしてしまう人のことです。単なる「浪費家」とは全く異なっており、普通 買い物というのは「何か欲しいもの所有するため」に行う行為で、それを手に入れたら一定の満足が生まれます。もちろん欲しいものが人よりたくさんある、という人はいますが、それは正常な範囲であり、あくまで目的はその欲しいものを「手に入れる」事です。
買い物依存は買った物に満足する事はなく、「買う」という行為そのものに依存してしまっている状態です。買い物への自制心が働かず、どんどん高額のものが欲しくなったり、物を買うために借金をして自己破産に至ったりするケースもあり、やがて精神面や身体面に悪影響を及ぼす場合もあります。うつ病も併発しているケースが多いです。そのような症状の方は当院にご相談ください。