「頼んだことをすぐに忘れる」「一度に2つ以上のことを処理するのが苦手…」それはワーキングメモリーの働きが低いのかもしれません。
ワーキングメモリーは、作業や動作に必要な情報を一時的に記憶・処理する能力です。ワーキングメモリーは、メモ的な記憶であり、処理に必要な情報だけを頭にとどめ、役割が終わったら、次の処理に必要な情報に場所を譲らせる、ワーキングメモリーの更新(アップデート)が必要です。
この機能は会話、読み書き、計算など日常のあらゆる判断や行動に関わっているといわれているため、困りごとはさまざまなかたちで生じることがあります。ADHDグレーゾーン、ストレスによる脳疲労、ブレインフォグ、うつ、不安症…。様々な病態でワーキングメモリーの更新が上手く機能しない状態に至り、日常生活が困難になる原因に。
TMS治療はワーキングメモリーの更新をスムーズに進める治療として大変有効であり、副作用も少ないので QOLを高める事ができます。