TMS東京マインドフルネスクリニック

ストレスチェック高ストレス時の受診相談と不安整理法

職場のストレスチェックで高ストレスと出ると、「病気という意味なのか」「会社に知られるのか」「受診すべきか」と不安になりやすいものです。ストレスチェックは診断ではなく、負担に気づくための制度です。ただし、眠れない、涙が出る、仕事の判断が鈍るなど生活への影響がある場合は、医療機関で状態を整理する価値があります。

最初に押さえたいこと

  • 高ストレス判定は診断名ではなく、負担に気づくサイン
  • 会社制度と医療相談で確認する内容の違い
  • 受診を考えたい症状と、当院で相談できること

目次


高ストレス判定は、診断ではなく早めに気づくためのサインです

厚生労働省はストレスチェックを、労働者が自分のストレス状態を知り、必要に応じて医師の面接や職場環境改善につなげる仕組みとして位置づけています。結果だけで病名が決まるわけではありません。

制度の目的は、つらくなってから責任を問うことではなく、メンタルヘルス不調を早めに防ぐことです。結果を受け取ったときは、点数だけで判断せず、最近の睡眠、仕事量、気分の変化を一緒に振り返ると整理しやすくなります。

  • 判定は現在のストレス負荷を知る目安
  • 医師の面接指導や職場環境改善につなげる材料
  • 診断や治療方針は医療機関で別に評価する
  • つらさが強い場合は結果を持参して相談してよい

高ストレスは「弱い」という意味ではありません

仕事量、人間関係、裁量の少なさ、睡眠不足などが重なると、誰でも負担が大きくなります。判定は自分を責める材料ではなく、整えるきっかけです。

結果だけで、うつ病や適応障害とは決まりません

診断では、症状の期間、気分の落ち込み、興味の低下、睡眠や食事、仕事への影響を総合して見ます。結果が不安なら医療機関で整理できます。

受診を考えたいのは、生活への影響が続いているときです

高ストレス判定が出ても、すぐに病気と決めつける必要はありません。一方で、心身のサインが続いている場合は、早めに相談した方が回復の道筋を立てやすくなります。

特に、休んでも気持ちが戻らない、仕事の前日に強い緊張が続く、家族から見ても様子が変わったと言われる場合は、ストレス反応が生活全体へ広がっている可能性があります。

睡眠寝つけない、途中で起きる、朝から疲れが残る状態が続く。
仕事ミスが増える、判断が鈍る、出勤前に強い不安が出る。
気分涙が出る、楽しめない、休日も回復しない。
安全性自傷念慮や希死念慮がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。

結果よりも、睡眠と仕事への影響を具体的に見ます

ストレスの強さは、本人の感覚だけでなく生活の崩れ方にも表れます。眠れない、食べられない、集中できない状態が続くなら相談の目安です。

赤旗があるときは、制度の手続きより安全確保を優先します

自分を傷つけたい気持ちがあるときは、会社への説明をどうするかより先に医療機関へつながることが大切です。

職場の相談と医療相談は、役割を分けて使うと安心です

ストレスチェック後は、職場での面接指導や環境調整が役立つことがあります。一方、眠れない、不安が強い、うつ症状が疑われる場合は、医療機関で症状と治療の必要性を確認します。

職場の制度は働き方を整えるために役立ち、医療相談は症状の評価と治療方針を考えるために役立ちます。どちらか一方に抱え込ませるのではなく、役割を分けて使うと安心です。

職場で相談すること業務量、勤務時間、人間関係、配置、休み方など。
医療機関で相談すること症状の評価、診断の可能性、治療、休養の必要性など。
当院で整理することうつ症状、不眠、不安、治療歴、TMS治療を含む選択肢。
持参するとよいものストレスチェック結果、症状メモ、服薬中の薬があればその情報。

当院では診断名より、今困っている生活場面を確認します

高ストレス判定の有無だけでなく、睡眠、仕事、気分、身体症状の変化をうかがい、必要な支援を整理します。

TMS治療はうつ症状の重なりを見て検討します

TMS治療はストレスそのものを消す治療ではありません。うつ症状や治療歴を確認し、適応があるかを診察で見極めます。

よくある質問

Q

高ストレス判定は病気という意味ですか?

A

診断名ではありません。


ストレス負荷が高い可能性を知らせるサインであり、必要に応じて面接指導や医療相談につなげます。

Q

会社に結果を知られるのが不安です。

A

扱いは制度や職場の運用で異なります。


制度上の扱いは職場の実施方法にもよります。不安が強い場合は、結果そのものより症状を医療機関で整理することもできます。

Q

受診すると必ず休職になりますか?

A

必ず休職になるわけではありません。


仕事を続けるための調整、休養の必要性、治療の選択肢を状態に合わせて考えます。

Q

高ストレスでも眠れていれば様子を見てよいですか?

A

支障が少なければ経過を見ることもあります。


生活への影響が少ない場合はセルフケアや職場相談から始めることもあります。ただし不安が強い、仕事に支障がある場合は早めに相談してください。

Q

TMS治療を受けられるか相談できますか?

A

相談できます。


うつ症状や治療歴、安全性を確認したうえで、TMS治療が合う可能性があるかをご説明します。

まとめ

ストレスチェックの高ストレス判定は、診断名ではなく負担に気づくためのサインです。結果だけで自分を責める必要はありません。

一方で、睡眠、仕事、気分、安全性に影響が出ている場合は、医療機関で早めに整理することで次の一歩が見えやすくなります。

会社に相談する内容と医療機関で相談する内容は違います。職場環境の調整と、症状そのものの評価を分けて考えることで、必要な支援を選びやすくなります。

高ストレス判定の後も、ひとりで抱え込まなくて大丈夫です

当院では、ストレスチェック結果だけで判断せず、症状と生活への影響を丁寧に確認します。相談だけの段階でもご利用ください。結果票を見せることに抵抗がある場合も、眠り、仕事、気分の変化を言葉にするところから始められます。

不安やうつ症状が気になる方は不安・パニック障害うつ病のページも参考になります。

※本記事は、当院で実際によくいただくご質問を整理したものです。個別の適応や治療方針は、診察時に医師が確認したうえでご説明します。

当院でTMS治療をご案内する場合、自由診療(公的医療保険適用外)となります。費用は1回9,900円(税込)で、最低10回程度を目安にした場合の標準的な総額の目安は99,000円(税込)です。主な副作用として、頭皮の刺激感や痛み、顔まわりの不快感、頭痛などがあり、まれにけいれん発作など重い副作用の報告があります。実際に受けられるかどうかは、金属類や持病、現在の症状を診察で確認したうえで判断します。