「いま飲んでいる薬をやめないと、TMS治療は受けられないのでは」。そんな疑問やご不安を、当院では数多くいただきます。結論からいえば、薬を続けたままTMS治療を検討できる場合は少なくありません。この記事では、服薬中の方からよくいただく疑問にQ&A形式でお答えし、主治医と当院それぞれへ相談する流れを整理します。
この記事でわかること
- 薬を続けながらTMS治療を検討できるかの基本的な考え方
- 服薬中の方からよくいただく7つの疑問への回答
- 主治医と当院、それぞれへ相談するときの流れと伝えること
目次
TMS治療は、薬を続けながら検討できる場合があります
薬をやめないと、TMS治療は受けられませんか?
主治医からもらっている薬を急にやめるのは不安です。でも、薬だけでは良くなりきらない気もしていて……。
多くの場合、薬を続けたままご相談いただけます
薬をやめることは、TMS治療を始める条件ではありません。続けながら併用できるかどうかを、診察で一緒に確認していきましょう。
TMS治療(経頭蓋磁気刺激療法)は、磁気の刺激で脳の神経ネットワークの働きを整える治療です。一般に、薬物療法と並行して行われることがある治療であり、薬を手放すことが開始の条件ではありません。薬物療法はうつ症状の標準的な治療のひとつであり、当院でも大切な選択肢として尊重しています。
ただし、誰でも同じ形で併用できるわけではありません。当院では、服用中の薬の内容、症状の経過、体調を初回診察で確認し、併用できるか、どのような進め方が合うかを個別にご案内しています。
自己判断で薬を減らしたり、やめたりしないことが出発点です
薬を急にやめると、不調がぶり返したり、体に反応が出たりすることがあります。TMS治療に関心を持った段階でも、まずはいまの処方を続けたまま、主治医や当院へご相談ください。
併用できるかどうかは、薬の種類と体の状態で個別に確認します
薬の種類によっては、安全性の確認をより丁寧に行う必要があります。また、人工内耳、磁性体クリップ、心臓ペースメーカーがある方は、薬の有無にかかわらずTMS治療を受けられません。こうした条件も含めて、診察で一つずつ確認します。
服薬中の方からよくいただく7つの疑問
ここからは、当院で実際によくいただくご質問にお答えします。気になるところだけ開いて読める形にまとめました。
Q
いま飲んでいる薬を続けたまま、TMS治療を受けられますか?
Q
いま飲んでいる薬を続けたまま、TMS治療を受けられますか?
A
続けたまま受けられる場合が多くあります。
一般に、TMS治療は薬物療法と並行して行われることがあります。当院では、薬の種類と量、体調を診察で確認したうえで、併用できるかどうかをご案内します。
Q
TMS治療を始めたら、薬はやめられますか?
Q
TMS治療を始めたら、薬はやめられますか?
A
自己判断での中止は勧められません。
薬を急に減らすと不調が強まることがあります。減薬や中止を望む場合も、処方している主治医と相談しながら、症状の経過を見て慎重に進めることが大切です。
Q
薬がある程度効いているのに、TMS治療を受ける意味はありますか?
Q
薬がある程度効いているのに、TMS治療を受ける意味はありますか?
A
残っている症状によっては選択肢になります。
気分は持ち直しても、集中しにくさや眠りの浅さが残ることがあります。残っている症状の内容を確認し、TMS治療を組み合わせる意味があるかを診察でご説明します。
Q
睡眠薬や抗不安薬を飲んでいても受けられますか?
Q
睡眠薬や抗不安薬を飲んでいても受けられますか?
A
薬の種類によるため、診察での確認が必要です。
薬の種類によっては、安全性の確認がより重要になる場合があります。お薬手帳をお持ちいただければ、医師が内容を確認したうえで個別にご案内します。
Q
いま通っている主治医に伝えずに受けてもよいですか?
Q
いま通っている主治医に伝えずに受けてもよいですか?
A
主治医と共有しながら進めることをおすすめします。
治療を安全に進めるうえで、処方の経過を知る主治医との連携は大きな助けになります。切り出し方に迷う場合は、何をどう共有すればよいかも当院で一緒に整理できます。
Q
薬と併用すると、副作用は強くなりませんか?
Q
薬と併用すると、副作用は強くなりませんか?
A
個人差があるため、事前に丁寧に確認します。
TMS治療の主な副作用は、頭皮の刺激感や痛み、顔まわりの不快感、頭痛などで、ごくまれにけいれん発作のリスクがあります。服用中の薬も含めて、診察で安全性を確認してからご案内します。
Q
費用と通院回数の目安を教えてください。
Q
費用と通院回数の目安を教えてください。
A
1回9,900円(税込)、最低10回程度が目安です。
当院のTMS治療は自由診療(公的医療保険適用外)で、初回診察料は無料です。10回治療を行った場合の標準的な総額の目安は99,000円(税込)、期間は通常4〜12週間程度ですが、回数や期間には個人差があります。
相談の場で伝えたいことを、ひとつの表に整理します
主治医に話すときも、当院に来ていただくときも、伝える内容は大きく変わりません。次の5つを手元にまとめておくと、どちらの相談もスムーズに進みます。
| 伝えること | なぜ大切か |
|---|---|
| 服用中の薬の名前と量 | 併用できるかどうかの確認に直結します。お薬手帳があると正確に共有できます。 |
| 服薬の期間と経過 | 効き方と残っている症状を把握でき、TMS治療の位置づけを考える材料になります。 |
| 副作用の困りごと | 我慢している負担がないかを確認し、治療全体を見直すきっかけになります。 |
| 体内の金属・医療機器 | 人工内耳、磁性体クリップ、心臓ペースメーカーがある方はTMS治療を受けられません。 |
| 生活への影響 | 仕事や家事への支障を共有すると、通院ペースの設計に役立ちます。 |
すべてを完璧に準備できなくても大丈夫です。お薬手帳だけでもお持ちいただければ、残りは診察の中で一緒に整理できます。
主治医と当院、それぞれへの相談はこの流れで進められます
併用の相談は、主治医か当院のどちらか一方に絞る必要はありません。次の3つのステップで、双方に無理なく相談を進められます。
01いまの主治医に、困りごとと関心を共有する
残っている症状や副作用の悩み、TMS治療に関心があることを主治医に伝えます。口頭で話しにくければ、症状と聞きたいことを書いたメモを渡す形でも十分です。
02当院の無料カウンセリング・初回診察で適応を確認する
当院ではカウンセリングと初回診察を無料で行っており、服薬中でもそのままお越しいただけます。WEB予約とLINE予約は24時間受け付けています。診察では薬の内容と体の状態を確認し、併用できるかを医師がご説明します。
03治療を始めた後も、薬と症状の経過を両方で見ていく
併用を始めた後は、症状の変化や薬の効き方を主治医と当院の双方で見守ります。当院の診療時間は10:00〜19:00(不定休)で、通院ペースは生活に合わせて一緒に設計します。
ご相談にあたって
当院は、受けると決めてから来る場所ではなく、迷いを整理する場所としてもご利用いただけます。「主治医にどう切り出せばよいかわからない」という段階のご相談も歓迎しています。
TMS治療の仕組みはTMS治療について、治療の流れは治療の進め方、安全性は副作用・リスク、費用は費用とプランでもご確認いただけます。
※当院のTMS治療は自由診療(公的医療保険適用外)です。効果や副作用には個人差があるため、診察時に医師が適応を確認したうえでご案内します。
当院でTMS治療をご案内する場合、費用は1回9,900円(税込)で、最低10回程度を目安にした場合の標準的な総額の目安は99,000円(税込)です。主な副作用として、頭皮の刺激感や痛み、顔まわりの不快感、頭痛などがあり、まれにけいれん発作など重い副作用の報告があります。薬との併用可否を含め、実際に受けられるかどうかは、服用中の薬、金属類、持病、現在の症状を診察で確認したうえで判断します。