TMS東京マインドフルネスクリニック

HSPHighly Sensitive Person

目次


このページについて

このページでは、敏感すぎることによる生活上の不便や心の負担を感じやすいHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)の特性やその影響をわかりやすくお伝えします。また、HSPの方が日常生活で直面する課題に対して、どのように対処し、心の健康を保つことができるかについても案内いたします。

うつ病の境界線がわからない

敏感すぎる自分が辛い

細かなことが気になりすぎて、日々の生活がしんどいです。これは普通のことなのでしょうか?

HSPの特性と向き合い方

HSPの方は、他の人よりも刺激に敏感で、それが原因で心身に負担を感じやすいです。当院では、そういった敏感さを理解し、その特性と上手に付き合っていくためのサポートを提供しています。自分の感じ方を理解し、適切な対処法を見つけることが大切です。

適切な診察で見極めます

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン/Highly Sensitive Person)

HSP(Highly Sensitive Person)は「非常に繊細な人」と訳されるように、一般の人よりも感受性が高く外部からの刺激に敏感な人々を指します。HSPは病気ではなく「気質」であり、生まれ育った環境やその人の性格によるものではないことが分かっています。統計的には人口の15%程度がHSPの性質を持つとされています。


HSPの特徴

HSPを提唱したアメリカの心理学者アーロン博士は、著書『ひといちばい敏感な子』の中で以下の特徴すべてに該当する場合はHSPであると解説しています。

深く考える(Depth of processing)

  • その場の空気や人の感情などを深く読み取ることができるため感じる事が多い
  • 少しの情報で多くのことを想像したり考えたりすることができる
  • 調べ物をすると細かな情報まで調べ上げる
  • お世辞を見抜きやすい
  • 物事をあれこれ必要以上に考え疲れてしまう

過剰に刺激を受けやすい(Overstimulation)

  • 五感で受ける刺激に敏感で、人混み、物音、光、気候の変化に過剰に反応してしまう
  • 友達と楽しく過ごすが、家に帰ると大きな疲労を感じる

共感力が高い(Emotional response and empathy)

  • 周囲の人の感情を読み取り自分を合わせる
  • 小説やドラマなどに感情移入し号泣する
  • 言葉が通じないが、幼児や動物の気持ちがわかる

些細な刺激を察知する(Sensitivity to subtleties)

  • 冷蔵庫や時計の音が気になり眠れない
  • 衣服のタグが我慢できないほど気になる
  • 強い光やたばこの臭いで気分が悪くなる

※上記4つの特徴の頭文字をとって、DOESと呼ばれます。

HSPと発達障害の違い

HSPは感覚過敏の症状があることから、ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)などの発達障害ではないかと誤解される事があります。しかし、これらは別の概念です。発達障害は脳機能、つまり脳内の神経ネットワークが異常を起こしていることで物事の処理に時間がかかるのに対し、HSPはそもそも受け取る情報や刺激が多すぎるため、処理が追いつかずに疲れてしまいます(ただしHSPの方が発達障害も併せ持っているケースは勿論あります)。

HSPの方々が多くの情報を処理しようとして負担が大きくなると、記憶が曖昧になったり、適切な表現が出てこず言葉に詰まったりという症状を訴える事があります。こういった脳の状態を「ブレインフォグ」と呼び、TMSなどで治療することによって症状の改善が期待できる場合があります。


HSS型HSPとは

昨今、話題になったHSS型HSPとは、ひとことで言うと「社交的なHSP」です。当然そうなると「外部刺激に対して非常に敏感だけど、刺激を求めずにはいられない」といった矛盾を抱えることになり、傷ついたり、心が疲れたりする機会が多くなります。典型的な例では「刺激を求めて社交的な場に出かけるが、実際行くと基本的には向いてないため、疲れてしまう」ような事が頻繁に起きてしまいます。


HSPが感じる生きづらさ

HSPの特徴は目に見えにくいため、周囲がHSPであることを認識するのが非常に難しいです。また、自分でもHSPかどうかわかっていないことも多く、学校生活や社会生活になじめないのは自分が悪いんだ、ほかの人はこういった苦しみを乗り越えているんだと思い込んでしまって自信をなくしているいる場合があります。周囲の人々よりいろいろなことに気づき、そのすべてに反応してしまう傾向があるため、「そんなこと気にしなければいい」と思うようなことに反応して疲れてしまうのです。漠然とした生きづらさを感じているだけならまだしも、周囲との差を感じたり自分に自信を無くしたりするとうつ病や睡眠障害、パニック症状などにつながってしまうこともあります。

HSPの治療法

HSPは病気ではなく生まれ持った気質であるため、治療で完全に解決するのは難しいですが、HSPの性質の結果、ブレインフォグや、うつ症状、不眠、パニックなどの症状が出ている場合はTMS治療が効果的です。一度ご相談ください。


TMS治療の費用

初回診察料無料
治療費用9,900円/回(税込)

*効果を出すためにもTMS治療は最低10回程度は必要となります。

**治療に必要な通院回数などは症状によって変わってきますので、医師の診察のもと最適な治療プランをご提案させて頂きます。

お支払い方法

当院では、現金以外にもクレジットカードもご使用いただけます。