TMS東京マインドフルネスクリニック

なぜTMSは効くのかWhy TMS Works

目次


このページについて

TMS治療の効果に関する総合案内ページです。TMS治療はうつ病に効果的な最新の治療法となっており、うつ症状の緩和から不安障害やさまざまな精神症状の改善が可能となります。

TMSの効果の理由は何ですか?

TMSの効果の理由は何ですか?

TMS治療が効果的な理由やメカニズムについて詳しく教えていただけますか?

なぜTMSが特定の症状や疾患に対して有効なのか、その根拠や理論について知りたいです。

TMSで脳の情報伝達機能が改善されます

TMSは脳の神経回路を直接刺激することで効果を発揮します。

TMSの効果は臨床研究によってその有効性が確認されています。

TMSで脳の情報伝達機能が改善されます

TMS治療の基本概念

私たちの脳では、神経が老化したりダメージを受けた時などにスパインを適度に増やしたり減らしたりする自己調整能力が機能しています。これを神経可塑性(かそせい)と言います。

うつ症状や発達障害の方はその神経可塑性が弱く、スパインの増減コントロールがうまくできていない状態です。TMS治療は、磁気を当てることで脳の神経細胞の電流を調整し神経ネットワークのバランスを整えて神経可塑性を修正してくれます。これにより複雑だった思考回路が整理されてうつ症状をはじめとする各種症状が改善します。

TMS治療の基本概念

うつ病は脳の情報伝達機能の異常が原因

脳はニューロン同士の情報伝達によって、心の機能や体の機能を司る細胞に信号を伝えていく働きをもっています。ニューロン同士の情報伝達がうまくできていない部位が脳内に存在することで神経ネットワークのバランスが崩れ、各機能の障害が生まれることが「うつ症状の原因」の1つと考えられています。

また脳内の背外側前頭前野という部位の活性が低下していることがうつ症状の原因とも言われています。

脳の情報伝達メカニズムを詳しく解説

神経細胞への情報伝達
神経細胞への情報伝達

神経細胞は線のようにつながっているわけではなく、シナプスというすき間があり、情報を持っているニューロンの先端から、別のニューロンの先端に向かって電気信号を流すことで、情報がどんどん伝わっていきます。

ニューロン同士のすき間(シナプス)の動き
ニューロン同士のすき間(シナプス)の動き

情報を持っているニューロンの先端と、情報を持っていないニューロンの先端が接続されます。

ニューロンはプラグでコンセントの役割を担う部分がスパインと呼ばれます。このスパインには、神経伝達物質の受容体があり、情報の受け渡しが行われます。

スパインの生成と消失
スパインの生成と消失

情報の受け渡しが済み、不要となったスパインは消失して整理されていきます。

スパインは生成と消失を繰り返しながら、最適な情報伝達ができるように調節されています。

神経可塑性(かそせい)をTMS治療が回復する
神経可塑性(かそせい)をTMS治療が回復する

本来脳には、スパインを適度に増やしたり減らしたりする調整能力(=神経可塑性)がありますが、うつ病や発達障害の方は神経可塑性が弱く、スパインの増減コントロールがうまくできない状態にあります。それにより状況に適応できなかったり、ネガティブ思考に陥りがちです。TMS治療によって、神経可塑性が強化されうつ症状や発達障害などが改善します。

神経ネットワークの正常化に着目した治療がTMS治療

神経ネットワークの正常化に着目した治療がTMS治療

具体的な方法としては、TMS磁気刺激装置という特殊なコイルのついた機器で、脳へ電流を流し磁場を発生させます。

その磁場を人為的に変化させることで脳の中に誘導電流(渦電流)を引き起こし、ピンポイントに対象部位を刺激して神経可塑性を修正し、神経ネットワークのバランスを整えていくことで症状を改善させることが可能な唯一の治療法です。

TMS治療によりもたらされる効果

  • うつ病が大きく改善(=薬を減らすことができる)
  • マインドワンダリング状態→マインドフルネス状態(頭の回線がスッキリした状態)
  • 集中力の向上やアイデアが浮かぶ
  • 仕事のスピードや効率アップ
  • 記憶力の向上
  • よく眠れるようになる
  • ネガティブ思考や不安が消失
  • 余裕が出て人への優しさや気配りができるように
  • 受験うつ、コロナうつの改善
  • ブレインフォグ(頭に霧がかかったような状態)の改善
  • 受験疲れのリセット(脳のリフレッシュ)による成績向上

治療成功例

  • うつ病でたくさんの薬を飲んでいたが TMS治療でやめる(または減らす)ことができた。
  • 睡眠導入剤がなくてもぐっすり寝られるようになった。
  • 最近ずっとうつっぽくネガティブだったが、前向きになった。
  • 仕事に集中できるようになり、会社で活躍できるようになった。
  • 受験のストレスで勉強にも行き詰まっていたが、集中して勉強できるようになった。
  • コロナ期間の在宅ストレスでずっと脳に霧がかかったようだったけどスッキリした。
  • 発達障害のような症状で、会社でも浮いた存在だったが、周囲に溶け込めるようになった。
  • うつの症状とともに原因がわからなかった神経痛が改善した。
治療成功例

何回くらいで効く?

およそ10回程度から効果が現れる方が多いです。